北欧のブラックケーキ
北欧のブラックケーキ
北欧のブラックケーキ
イギリスの朝食というと
English Breakfast
と称され、定番の食品が並びます。
豆の煮込み料理とトーストと..
その定番品によくあがるのが
ブラックプディング
(豚の血のソーセージ)
です。
(癖が強く好き嫌いがあるからか
絶対・・というものでもない)

英国のオンライン市場で
豚の血を乾燥させた製品を
購入することができます。
自家製ソーセージとか
作りたい人向けでしょう。。

それを使っての
簡単なケーキが写真!
実際に豚の血のソーセージの
風味のあるケーキ。

血のケーキは
ノルディック地方の郷土料理らしく
英語で書かれた
次のウェブサイトを参考に。。
https://nordicdiner.net/black-pudding-nordic-way/
北欧では鹿の血が主みたいです。

去年の学会、
ノルウェーの研究者と話す機会があり
こうした料理について話を伺ったところ
「いや、今では食べてる人は
ほとんどいないと思うよ」
ということでした。
まぁ、よくありますよね、
そういうことは。

ウェブ上のレシピは
生の血(おそらく鹿)のものを
前提としていますが、
乾燥した粉末のものを代替として
以下のようなレシピに・・。
(適当に変えても
問題ないでしょう。
やはり家庭料理ですので)

シロップ/蜜を使わず
レーズンなどのドライフルーツを
甘みの素として使用。
先日のハロウィーンのケーキは
ドライプルーンを使いました。

●材料:
乾燥したの血:200 g
水:800 g
オーツ(燕麦)or パン:125 g
溶かしたバター:150 g
Lyle’s Golden Syrup:200 g
塩:1/2 tsp
クローブ: 1/2 tsp
胡椒:3/4 tsp
オールスパイス:1 tsp
全粒粉:75 g
普通の小麦粉:150 g
レーズン:好きなだけ
●手順:
1. 全て混ぜる
(パンを使う場合は細かくしてから)
2. 一晩寝かせる
3. ブラウニーを焼くような容器に
平たく広げる(ベーキングシート使用)
4. アルミホイルでカバーして
200℃のオーブンで1.5時間焼く。
湿度が保たれるよう、
ウォーターバスを設置。

以上!
シンプル!

なぜこんな料理に手を出したか・・
というと、実は献血で
ドクターストップがかかるほどの
貧血を言い渡され、
鉄分補給をしたいからでした。

レバーはビタミンAが多過ぎで
料理の幅が限られそう、
そして市販の血のソーセージは
美味しいのですが、
レバーと同様に使い道が限られそう
(崩してスープとかに
使ってもいいのですが)
そして塩分など添加物が多そう。

粒マスタードや
クロテッドクリームが合う気がする。
食べ過ぎることなく、
まぁ楽しんで使えたら、、!

そうそう、
「血液というのは、
動物を狩ったとき最初に
手に入れることができるもの・・
決して無駄にせず、感謝の念を
もって頂くべきだ」
という主旨のことをどこかのシェフが
言っていて、そうだなぁと思ったのでした。
北欧では、食糧が限られた時代に
食品を無駄にしないように、
ということで利用される歴史があるよう。
仏料理(ブーダン ノワール)でも
そんな背景かな、、?

写真1.
血のケーキ、、
きれいにできました

写真2.
調理前の乾燥した血液

写真3.
フライパンで焼いたもの・・
この延長線が先日の
ハロウィーンのケーキ!

コメント

アミ
2020年11月9日8:12

うふふ(*´艸`*)
悪口ではないのよ!
昔、妹が言ってたこと、思い出したわ。
妹は、長くドイツで暮らしていたの。 それで、外科手術を受けた時、入院先で、パンと、血のソーセージが出たそうなの。
それを見た時、老後は日本に帰ろう…と思ったそうよ。(^^)/
それほど、血のソーセージは衝撃的なことだったのでしょうね~。
貧血には一番ですもの。 あながち、間違ってはいないけれど…。
私も、noかな…。 ^^) _旦~~

taka
2020年11月10日8:52

白いご飯の投稿を見たことない気がするけど普段全然食べないの?
最近、欧州ではイタリアなんかがコシヒカリ作ったりして
以前より美味しい米が手に入りやすくなってるでしょ?

血のソーセージは仏ではふつーに売ってるけど好きな人は
すごい好きだよね。俺はノンよ。

catch
2020年11月11日22:55

これが例のですね?
思ったより生臭そうな気配はしませんね?
何に近い味でしょうか?
一度試してみたいです。

Bow
2020年11月13日19:01

◇アミさん、
コメントどうも有難うございます!
血・・というと抵抗がやはりありますよね

ケーキの場合は香辛料や甘味、穀物(燕麦など)を加えることで全然、癖も機にならないほどになります。女性の友だちに少し食べてもらってもOKでした。だからといって勧めるのは抵抗がありますが・・
ともかくも日本では縁遠そうな、しかも文化的に意義深い食材に巡り会えてよかったです!

chiaki
2020年11月14日10:41

私が思いつくのはすっぽんの生き血くらいですが、
血液を使った料理が色々あるのですね。

粉末ならば料理に使うのも抵抗なさそうです。
一度くらいは試してみたいですね!

Bow
2020年11月15日6:54

◇takaさん、
ありがとうございます!

白いごはんも好きですよ~!
でもどうしても「日本で食べた方が絶対に美味しいもの」よりは、こちらの土地柄や文化の色濃いものを楽しもうと思ってしまいますね(調味料なども高いし、、)
でもやはり時折は食べたいと思います!

Bow
2020年11月15日8:02

◇catchさん、
コメント有難うございます!

レバーに似ている、、
というわけではないですが、
癖の強さでいえば似ているかも...?
ちょっと表現がしにくいです...
日本だとソーセージの輸入食品を
扱っているところで、
ブラックソーセージが売っているのは・・
それが一番、近いかもですね。

Bow
2020年11月15日8:15

◇chiakiさん、
コメント、有難うございます、、!

なるほど、、
スッポンの血も確かに。。

そういえば2016年に日本に帰国した際にスッポン、血を含めて頂きました。ブタの血よりも軽い(薄い)ような記憶があります。
仰るとおり、粉末だとよいですよね。量も調整できるので!

はるひ
2020年11月18日3:41

(*’ω’)ノお久しぶりでっす

秘密日記の方のオハナシ。
そこの鹿肉サルシッチャは美味しいですよ。
スパイスガッツリ入ってるので好みは分かれますが、うちは好きですね。

Bow
2020年11月19日6:55

◇はるひさん、
・・羨ましいお話、
ありがとうございます!
いやー、そうしたお料理、
プロが作ったのを賞味したいですね、、
私はいうまでもなく好きだろうなと思います

もげ
2020年12月1日22:34

血を決して無駄にせず、と言う考え方はなるほどなー、と。

日本では、洗い流してしまうような気もしますが。
魚屋のイメージが湧いて来ました。

Bow
2020年12月3日10:28

◇もげさん、
ありがとうございます!

実は豚の血を使う煮込み/炒め料理が
沖縄にもあるんですよね
チーイリチャーっていうもので・・
臓物とか日本でも食卓にあがるので
食材を無駄にしないという概念は
日本にもあるんだろうなと思います!
Bow

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