炭水化物を除くことが条件で、
脂肪、たんぱく質は好きなだけ摂取しても構わない
という食習慣のことで、支持者もいれば懸念を表する人もいる。

先々週、腎臓疾患や死の恐れがあると
啓発的に報告されたダイエット。
それは生化学的には合理的な話。

今日のセミナーで
その臨床研究の結果を聞くことができたが、
腎疾患などについては語られることはなかった。

何か、疫学の問題点を見た気がする。

Atkins Dietの長所は、体重の減少、心疾患の予防にあって、
腎疾患を無視しても、有意義な話を進められるのだ。
1年にわたる臨床研究の結果は、
見事に体重の現象と心疾患を予期させるファクターの現象を示していた、
つまり、体重と心疾患のみに着目すれば
研究者にとっては満足いく結果が得られる。

もしも製薬会社が行う薬の臨床研究なら、
いくらマウスの研究で長所が明白に証明されても、
副作用を疑いやすいだろうと思う。
なぜなら、合成、あるいは選択的に抽出された薬なのだから。
自然界の外から供給されたものなど、
はじめっから疑いの目をもって見てしまうだろう。

でも長所が顕著なダイエットに副作用があると疑うことは
薬に比べて難しいのではないかと思う。
Atkins Dietは、栄養摂取のバランスを変えること。
太る原因の1つである炭水化物をなるべく取らないというわけで
簡単だし、バランスの問題なのだから大丈夫な気がする。

でもそれは気のせいで、
そのバランスが保持されると、
体重を低く保つ方向へ、心疾患が起こりにくい方向へと
身体のバランスが移行していき、
他の臓器でも同様に望ましくない方向にバランスが移行していく。

考えてみれば、
Fast Foodを続けたら、
エネルギーの充填については満点でも、
副作用が出てくるのはわかる。充填しすぎて太るし
それに伴って心疾患・動脈硬化、塩分取りすぎて高血圧、
微量栄養素(ビタミンなど)が不足して、種々の疾患、、、
いわゆる生活習慣病は、食習慣の副作用って言えると思う。

極端はよくない。
やっぱりバランス。
そして、難しいところは
バランスは食生活と実生活との間の関係をも含むこと。
ダイエットだけではなくて。

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Bow

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