「モモ」/血筋
「モモ」

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ミヒャエル・エンデという人が書いた本で、
無読家(造語)の僕でも読んだ本です。

その本の主人公のモモは、
とにかく人の話に耳を傾けるのだという。
だから、会う人は思いを打ち明ける。
受け入れることができるという点が長所のよう。

灰色の人とか、
なんかおもしろい現代社会の比喩がいっぱいあったけれど
とにかく、そのモモの特徴には心打たれて
自分のものにしたいと思った。

僕は自分の意見を持っている類の人間だと思う。
いろいろものを考えて意見するのが好きだし、
当然そうあるべきだと思っている。
ただ、そのタイミングっていうのはとっても重要だと知った。
連日登場しているズレとる女性との話を聞いて、
批判しようと思えばできる事ばっかりなのだが、
「モモ」のように、聞く側にまわってみた。
その女性はとにかく、自分のことを話したいという感じだったので、、、

モモじゃないけれど、
自分の意見を伝える際に、「相手の意見」はとっても重要。
「あなたが、こう言ったように。。。」
という会話の展開は、説得力が最も強いと僕は考えているから。
相手の言ったことを、そのまま利用してしまえば、
相手は認めざるを得ないことになるわけだし。。。
自分の主張が強いばっかりで否を認めない人については、
そうして、自分の発言に否や矛盾があったことを告げるのが1番。

でもやっぱり、モモ質は信用される鍵。

もしも、彼女にとっては中途半端なところで、
「それは違う」「これは違う」と批判をうけていたら、
きっと奥に潜まっている本当に伝えたいことは
伝えられなかったと思う。
でも、そこのところが1番、大事なわけで、
ずれている部分も、その大事な部分のおかげで、
なるほどねって納得できるところもある。

とにかく聞く姿勢って大事だと思ったのですよ。
特に、ぶっとんだ意見を言われたときに、
顔をしかめないとかね、、、
顔の筋肉繊維1本1本、声帯の振動1Hz分まで気を配っていきたい。

こう書いてみると、なんか相手が心を開いているのに、
聞いている僕は、戦略的なようなのだが、
相手の悪い部分を整理して、
相手の納得できるような話法を組み立てているわけで、
それを伝えることができれば、
相手のためになるもんだと思ってるわけ。
最終目的は、相手を説き伏せることではなくて、
相手に自分を見つめてもらうことや、
個々で別々に考えるのではなくて、一緒に考えることというのが
自分の思いのうちにはあるので、まぁ、それは良いでしょう。

「モモ」かぁ。
実は、大学1年のときの課題図書だったので、
読んだだけなんだよね。でも心に残っているのです。
僕は無読家だけど、数少ない読んだ本が
伝えようとしていたメッセージは、
汲み取っているつもりで、いつまでも心に残しているつもり。
「つもり」なだけかもしれないけど。

でもミヒャエルエンデの童話は、
別の読んだなぁ。機関車の話だった気がする。
小学校のころで覚えてないが、、、

−−−

「血筋」

いつか父かおじか誰かに聞いた話だが、
自分の先祖にあたる江戸時代の人材は、
静岡県の人で、、、具体的な役職とか忘れたけれど、、、
その同じ姓を持つ方は、
洪水に悩まされた村の堤防を構築する大役を果たした人らしく、
静岡県のどこかには祭られているらしい。
どこだっけな。

とにかく、その人は村へ貢献しようっていう思いの強い人だったよう。

都合いい話だけどなんかそういう血筋だっていうのなら受け入れたい。
ある決断に迫られる機会があったとして、
地域の人に貢献できる方を選ぶことができるのなら、
そっち側でいいんだと思う。
DNAがそっちを望んでいるからっていう理由で。
考えるの面倒くさそうだし。
きっと違う方を選んだらうずうず後悔するんだろうね。

運命を切り開くっていう言葉はきれいだけど、
ときには、どうしようもない理由にまかせて
流されてみるのもいいんじゃないのかな?
「きっとご先祖さんはこう考えるんだろうな。
僕も真似しよう。」
ってな具合に。

「運命」、、、
命を運ぶのか、命が運ばれるのか、
どっちでしょうか。

−−−

また、長々と書いてしまったぁ。

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Bow

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