やっぱり、見て聞いたものでも
裏の可能性を見詰めていないといけないのだなって
強く強く思うことになりました。

−−−

前にも書いたかもしれないけれど
昔、心の強そうな女の子と仲良くしていたのだけど、
僕を信頼してくれたのか、、、
レイプされた経験があることを打ち明かしてくれた。
人工妊娠中絶経験者。

外見や日常の振る舞いでは、
到底、そんな風には見えなかった。
でも過去にそういう苦い経験があったという。

言わないと相手に伝わらないこと。
でもなかなか言い出せないようなつらいこと。
そういう類のことを彼女は話してくれた。会話の流れで、
そういうことを話しているんだと感覚でわかることだった。

−−−

今度は、Domestic Violence(DV)。。。
ひたすら、孤立されている心の声を叫ばれた気持ちだった。

社会的に見ると優秀な家庭。
旦那はとある業界にも顔のきく人で、
メディアにも通じているし、親類にも信頼されているという。
ただ、家庭に戻ると変貌してしまう。
殴られること、包丁を向けられること、、、
外向きでは絶対に見せないような顔を
彼女に対しては向けるのだと。

結婚までにはわからなかったマスクの裏。
子どもを生むことになって、結婚が決まって、
汚泥が垂れ流されるような家庭。
上手く仕事が運ばないときの八つ当たりの対象。
妊娠中にも家から放り出されたり、暴力を振るわれたり、
親類からも「妻が悪い」という扱いだったとのこと。
精神科への通院も重ね、
旦那と旦那側の家庭は強い社会の人材ということで、
警察も動きにくいのだという。

電話越しで泣かれてしまった。
被害妄想に満ちた胡散臭い状況説明もあったが、
妄想とはつまりそう思い込んでしまっているわけで、
真実はともかくも、彼女が悲壮のどん底だということは伝わった。

家庭内の問題で、
家庭内で理解してくれる人がおらず、
誰に相談したらいいのかわからず途方に暮れるのがDV。
まさにそんな感じ。

・・・。
DV、妊娠、子どもの将来、業界の権力、精神科への通院。
23歳の独身学生に相談するような話ではない。
ただただ聞く側にまわることとなった。

1年程前に、実家の隣りのうちで、
兄が妹に深夜に暴力を振るいかけて、
妹が僕の名前を深夜に叫ぶという事態があって、
ちょっとDVについて調べる機会もあった。
僕の知る限りのDV法では、
夫婦間における暴力であれば法的に保護されるということ。
(つまり兄が妹に暴力を振るった場合、妹は法的には保護されない。
これはおいておいて、、、)
というわけで、その知識があったので、
とりあえず、彼女が法的には守られる立場にあること、
弁護士やDVに詳しいプロのカウンセラーに
相談すべきだということは伝えてみた。

彼女が上司からこれまで受けたアドバイスは
「家庭内のことは家庭内でなんとかしなさい」
というものだったらしい。
家庭内でなんとかならないから、
問題なんだろうが、、、一般の認知度ってどれくらいなんだ?

それはいいとして、、、

彼女は苦しんでいることを僕に打ち明けてくれた。
少なくともすっきりした気分にもなったようでよかった。

それにしても、、、
そういう問題は抱え込んでしまうものみたい。
年配の人は、心の奥に抱え込んでしまった問題に気付くのだろうか?
DVを受けている人、いじめを受けている人、
重い悩みを抱えている人の悲鳴って
今の僕では、伝えてもらえないとちょっとわからない。

彼女はもう結婚しているし、社会では大人のひとりである。
「大人なんだから、自分でなんとかしないと、、、」
って感じることもあるのかも。
まだその世界に踏み込んでない僕だからこそ、
話すことができたのかな?

−−−

お互いに信頼しあって始めて語り合えることってやっぱりある、、、
ちょっとの付き合いで、
その人の人間性を判断してはいけないんだ。

その奥に閉じ込めてしまった悩みによって、
意地を張ってしまったり、恐れてしまったり
なんとかごまかして生きてしまう人もいて、
そうして悩みがあるのに、表面だけ繕って生きることで
悩みがなかなか打ち明けられない状態に陥ってしまうこともあると思う。
彼女がそんな感じだった。
悩みを打ち明けてもらってそうだとわかった。
彼女は出会った頃には、自分の身の回りについて語ろうと必死だった。
どう考えても、極論で偏ったものの見方、
自分を棚に上げた意見や批判。
全部真実ではないかもしれないけれど、
その裏側の、普通では信じてもらえない事実があったのだとわかった。

また勉強になってしまった。

たとえば、ストーカーに追われて
うつ病になってしまったり、被害妄想で満ち満ちてしまったり、
そういう人間性が内に育ってしまう人もいるかもしれない。
警戒心がやたらと募るようになって、
普段仲良くなった人ですら信じられなくなって
嫌ってしまって、嫌われてしまって、孤立してしまったり、、、
一般にひどく嫌われる性格をもっている人でも、
必ずしも、その人本来の資質ではない。。。

彼女が教えてくれた。

以前、メールで
「独身だったら、あなたに惚れてます。
はは!冗談です!」
みたいな文章があったのだが、
今回の電話で、
「あれは本気なんです、、、」「離婚したい、、、」
っていう言葉もあって、
ちょっとそれはごめんって感じだけど、
とりあえず深く、考える、、、

僕の受け応え方で、
彼女が人間不信で、自己主張女に保つこともできたので
聞く姿勢をキープできて、
とりあえず信頼できる人にノミネートできたのは
彼女にとって良かったかも。。。

ふー、、、

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Bow

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