これはよい経験
2003年7月24日 ●Boston●学術（語学・交流）2つの状況を作った。
−1つ目−
そのバングラデシュ人は夫妻で研究室に入っているのだが、
その妻は博士はもっているものの、経験はどうやら浅そうなのだが
（あるいは、浅いからか）僕の意見に耳を傾けてくれる。
そして旦那と対等の立場で話してくれる。
それが狙い目だった。
話題を持ち出すときは問題の旦那と妻とが
いっしょに談笑しているとき。
−2つ目−
自分の主張を言う前に、その根拠となる理屈について
あらかじめ質問しておいた。
Aが真→Bが真 ・・・?
Bが真→Cが真 ・・・?
という因果関係があって、
自分が「Aが真→Cが真」であるという理論を展開したいとする。
このときに、「Aが真→Cが真、なぜなら??」と言うのではなく、
?は真、?は真ということを、
前もって相手に質問することで答える。
彼は僕が質問すると必要以上に答えてくれるから簡単である。
これを利用。そして自分が自分の主張を説明するときには、
「さっき、こう答えてくれたように、、、」
という理論で説明する。彼はプライドがおそらく高いので、
自分が言ったことを否定するわけがない。否定しようものなら、
「あれ？さっき質問した答えは？」
と、僕が言ってしまえばいい。
−−−
午前のうちに、
一般論の質問を済ましておいて、
絶好の機会がランチの時間に。。。
案の定という表現があれほど
当てはまったことがあっただろうか？
僕の質問を
妻の前でもう1度、確認するように聞いて、理論を展開、、、
夫が述べた可能性については、僕と妻が同時に否定。
何よりも、自分が主張したのは、彼が述べた問題の要因というのは、
僕が作り出した、問題の無い結果をサポートしていない点。
成功したサンプルと失敗したサンプルとの違いについて述べなければいけないのに、
彼は機器の可能性について述べているので、僕は、
「じゃ、成功したサンプルについてはどう説明すればいいのですか？」
と聞いたのだった。
ここで
「説明してください」
ではなくて、
「（わたしたちは）どう説明すればいいの？」
と、相手を説得することを目的としたのではなく、
皆が同意に達することを目的としているかのような、
そんな質問を投げかけたところは我ながらGood。。。
最後には、納得してもらえた。
ただ、もう1回やってみようという再試験まで促すことはできなかった。
「そうだね。君の言っていることは正しいね。」
で終わってしまった。
けっきょく、新たなデータが産出されるのは、機器を取り替えたり、
血液のサンプリング（人体から抜き取ったばかりの大元のサンプル）の
プロセスを確認したり、、、と、先のことになる様子。
なぜなら、トップの教授がそうしろと言ったからだ。
いつかわからない。
ただ、説き伏せる事ができたのは確か。
データどうのこうのではなくて、自分の考えを通せたのでOK。
大事なのは、経験でものを語った相手を
今月にバイオの実験を始めたばかりの自分が理論で説き伏せたこと。
彼のこれまでを否定したということ。証人はその妻。
納得できる話を打ち出したと思う。
興味あるのが、同じプロセスを踏む研究をどうするのか。
僕のアイデアを採用して、事を進めるのか。
そして、その結果をトップの教授にどう伝えるのか。
まぁ、僕が出したきれいな結果が
偶然なのなら、それはそれでいいや。
違ったらまたみんなで考えるってことで。
−−−
僕が有機化学研究室にいたときは
こんなことはなかった。
自分でものを考えて議論するという癖が自分には無かったのが1つ。
アドバイザーの先生が、僕の意見を尊重する、、、
というか、まず僕の意見を聞き出すことを大切にしていた。
理論的に否がなかったら認めてくれた。
否があったら、それはそれで化学に基づいて説明してくれた。
−−−
今、思ったが、absolutely、definitely、perfectだとか、
そんな絶対的な単語を、バングラデシュ人のその旦那はよく使う。
generally、usually、commonlyとかも。
これはよくないんじゃないか？科学をやっているものとして。
theoretically、logicallyならいいんだけど。。。
信頼関係が保ててよかったと思う。
理論に対して、それを説明せずに経験で返されるのは
信頼されてないからだと思うし、あらゆる操作を説明されるのも、
信頼されていないから。
臨床医から研究者への道を選んだようだけど、
研究の世界で彼は部下をもったことがないんじゃないか？
研究の業績からそんな気がする。
臨床医だったから経験を重んじているのかも。
あぁ、そっか。
バングラデシュで医者として働いた経験が
プライドを産んでいるのかな、、、？
すごい地位が高そう。偏見だけど。
−1つ目−
そのバングラデシュ人は夫妻で研究室に入っているのだが、
その妻は博士はもっているものの、経験はどうやら浅そうなのだが
（あるいは、浅いからか）僕の意見に耳を傾けてくれる。
そして旦那と対等の立場で話してくれる。
それが狙い目だった。
話題を持ち出すときは問題の旦那と妻とが
いっしょに談笑しているとき。
−2つ目−
自分の主張を言う前に、その根拠となる理屈について
あらかじめ質問しておいた。
Aが真→Bが真 ・・・?
Bが真→Cが真 ・・・?
という因果関係があって、
自分が「Aが真→Cが真」であるという理論を展開したいとする。
このときに、「Aが真→Cが真、なぜなら??」と言うのではなく、
?は真、?は真ということを、
前もって相手に質問することで答える。
彼は僕が質問すると必要以上に答えてくれるから簡単である。
これを利用。そして自分が自分の主張を説明するときには、
「さっき、こう答えてくれたように、、、」
という理論で説明する。彼はプライドがおそらく高いので、
自分が言ったことを否定するわけがない。否定しようものなら、
「あれ？さっき質問した答えは？」
と、僕が言ってしまえばいい。
−−−
午前のうちに、
一般論の質問を済ましておいて、
絶好の機会がランチの時間に。。。
案の定という表現があれほど
当てはまったことがあっただろうか？
僕の質問を
妻の前でもう1度、確認するように聞いて、理論を展開、、、
夫が述べた可能性については、僕と妻が同時に否定。
何よりも、自分が主張したのは、彼が述べた問題の要因というのは、
僕が作り出した、問題の無い結果をサポートしていない点。
成功したサンプルと失敗したサンプルとの違いについて述べなければいけないのに、
彼は機器の可能性について述べているので、僕は、
「じゃ、成功したサンプルについてはどう説明すればいいのですか？」
と聞いたのだった。
ここで
「説明してください」
ではなくて、
「（わたしたちは）どう説明すればいいの？」
と、相手を説得することを目的としたのではなく、
皆が同意に達することを目的としているかのような、
そんな質問を投げかけたところは我ながらGood。。。
最後には、納得してもらえた。
ただ、もう1回やってみようという再試験まで促すことはできなかった。
「そうだね。君の言っていることは正しいね。」
で終わってしまった。
けっきょく、新たなデータが産出されるのは、機器を取り替えたり、
血液のサンプリング（人体から抜き取ったばかりの大元のサンプル）の
プロセスを確認したり、、、と、先のことになる様子。
なぜなら、トップの教授がそうしろと言ったからだ。
いつかわからない。
ただ、説き伏せる事ができたのは確か。
データどうのこうのではなくて、自分の考えを通せたのでOK。
大事なのは、経験でものを語った相手を
今月にバイオの実験を始めたばかりの自分が理論で説き伏せたこと。
彼のこれまでを否定したということ。証人はその妻。
納得できる話を打ち出したと思う。
興味あるのが、同じプロセスを踏む研究をどうするのか。
僕のアイデアを採用して、事を進めるのか。
そして、その結果をトップの教授にどう伝えるのか。
まぁ、僕が出したきれいな結果が
偶然なのなら、それはそれでいいや。
違ったらまたみんなで考えるってことで。
−−−
僕が有機化学研究室にいたときは
こんなことはなかった。
自分でものを考えて議論するという癖が自分には無かったのが1つ。
アドバイザーの先生が、僕の意見を尊重する、、、
というか、まず僕の意見を聞き出すことを大切にしていた。
理論的に否がなかったら認めてくれた。
否があったら、それはそれで化学に基づいて説明してくれた。
−−−
今、思ったが、absolutely、definitely、perfectだとか、
そんな絶対的な単語を、バングラデシュ人のその旦那はよく使う。
generally、usually、commonlyとかも。
これはよくないんじゃないか？科学をやっているものとして。
theoretically、logicallyならいいんだけど。。。
信頼関係が保ててよかったと思う。
理論に対して、それを説明せずに経験で返されるのは
信頼されてないからだと思うし、あらゆる操作を説明されるのも、
信頼されていないから。
臨床医から研究者への道を選んだようだけど、
研究の世界で彼は部下をもったことがないんじゃないか？
研究の業績からそんな気がする。
臨床医だったから経験を重んじているのかも。
あぁ、そっか。
バングラデシュで医者として働いた経験が
プライドを産んでいるのかな、、、？
すごい地位が高そう。偏見だけど。
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