昨日の日記は冒頭が、月曜日の日記で
それ以外は、日曜日の日記になっています。
今日の日記は日曜日の分です。

−−−続き
 12時半から2人で行動だったはずが
気を使いながら、ときに走ったり、、、
もうそれを許してしまったのは事実で
それはそれで馬鹿だったな、、、
 ただ怒らなくても会食の際には
きっと、あのマシンガン愚痴愚痴トークは変わるまい。
自分が怒らなくても、彼女の質は
メンバーに十分伝わるという確信があった。
彼女を不満にさせて、自分のイメージをおとして雰囲気を悪くするよりも、
彼女に調子のらせて、本性を示してもらった方が
あとあとの自分の苦労話も説得力が増すだろうと思ったのも確か。

そんな風に
<今度みんなに伝えればわかってくれるだろうな>
という思いで、気を落ち着かせて会食に臨んだ。
(実際にそのとおりにことが進んだと思う。)

まずメンバーは少なかったがすごかった。
修士のとき「日本生化学会若手の会」の関西支部長を務め、
今、アメリカの某大学院医学部で最先端のbioinformaticsをやっているPh.Dの学生。
T大の院を出て、都立の臨床研を出て
アメリカの某大学院医学部でポスドクやっている人。
よくわからないけど同じ所でラボ・テクニシャンをやっている女性である。
自分の過去の履歴がネタ状態である。
自分の履歴の飛躍のしようはすごいと思う。
(偏差値でものを言ってますが)

T大の医科研の女と
T大の院を出た男性(陽気・気さく・最高)とは、
内輪話で盛り上がるわけで、
最初の方は普通の流れでよかったのだが、
案の定、調子に乗り始めたのだった。
男性の方が
「おー、おれあの先生、よく知ってるよ。」
「おー、それ俺の可愛がった後輩だよ!
あいつ、どうしてる?がんばってる?」
とか聞くと、女は
「あぁ、あいつ(教授をあいつ呼ばわり)は
大したことないですよ。もう全然だめ。」
「あぁ、あいつ?あれも論文、1本も出せてないですよ。だめだめ。」
という扱いなのだ。
案の定、場が凍りつくっていうか、微妙な風が吹いてた。

彼女自身の話もそれはすごくて、
教授陣を批判するは他の学生にアイデアとられるだの。
もう輝いてた。どす黒く。
にしても、みんなクールによく我慢したと思う。
最後には顔の表情が消えてたけどね。

論文は有名なところで出さないと意味がない。
1st authorで書かなくては、、、等々。
研究室の人間関係の泥沼化を表現しているのだが
その根源はおまえだろってつっこみたくなったよ。

そんなわけで研究室が嫌になったらしく
東大の医科研の他の教授に相談にのったらしい。
が、相談内容そのものが自分を棚に上げっぱなしで
ばれるどころか、そのままひけらかすようなものなのだ。
受け入れてもらえる場所があるはずがない。
それどころか、相談に行くたびに、
噂が広まって自分を追い込んでいるんじゃないか?と疑問に思った。

当の本人は東大の医科研を「やってられん」と傲慢なままに嫌いになり
教授とも、もつれることとなる。
彼女は最高峰にある研究室しか興味ないらしいが
そうなってくると、東大と組んでいる研究室ばかりなのだ。
仕事内容でも、人材でも。
そうなって彼女の居場所がなくなったわけで
「私にはアメリカしかない!」ということらしい。
この結論は日本の生物学の世界がコネでなりたっているからということ。
大人の2人も同意していた。
「まぁ、そういう面もあるね」と。
どうやら、日本の生物の世界は本当にそうらしい。

実際に、教授(実は女性の教授)には
「あなたは、aggressiveだからアメリカの方が似合ってるわよ」
と言われ、
「でも、推薦状は書かないわよ」
と付け加えられたらしい。それが引き金になって、
怒って飛び出すようにアメリカに来たのだった。
研究も5月くらいからやっていないので、
特に研究室が忙しいというわけでもなかったらしい。
なぜ週末を選んだのか疑問。

どういう経緯でその話題になったのか忘れたが、
しばらくして明らかになったのだが、なんとびっくりしたことに、
その女(決してきれいでもない)が結婚しているという事実。

で、なんとその旦那様は
目の前に座るポスドクの男性とPh.Dの学生との知り合いなのだった。
旦那の批判となると、それはすごい。
人権が与えられてないかのような言い分である。
もうそういう人をけなす意見は無視されかけていた時刻だったが、
その旦那様の事実には2人ともびっくり。
(ラボテクの女性と僕は大笑い。場をなごませる。)

どうやら単身赴任しているらしい。
神戸には旦那が、都心には彼女がいるとのこと。

だのに、もっともっとびっくりしたのが
子どもを生んでいたのだった。
で、女の実家(神戸)にまかせているらしい。
旦那は近くで会えるが彼女自身は会えないとのこと。

なのに、さらにびっくりしたこととは、
なんとその赤ん坊が生後4ヶ月。。。
母に抱かれ、母乳で育つことが地球のどの国でも
すすめられているような状況のはずなのだが、
彼女は傲慢にも教授とけんか腰に学業にはげむ勢いで
(修士課程しか持っていないことを今一度伝えておく)
今度、アメリカに行こうという気なのだ。
旦那様の同意は得られているのか、、、?

僕は疫学の範疇の母子健康も学んでおり、
同席していた女性は未婚ながら母乳の大切さくらいは常識。
T大出の男性は、1ヶ月後に父になる状況でそれなりに通じている。
生後6ヶ月は母乳なのである。
もうみんなで母乳あげないの!?攻撃をすると、
「ストレスで出ませんから!」
とか言ってのける。
おまえの問題ではなく、赤ん坊の健康の問題である。
(なぜ、旦那様はこの人と結婚したのか、、、)
研究への貪欲が、心身の母親らしささえも奪ってしまうのかと、
はっきり言って引いた。

で、今の研究室の教授(女性)とけんかした理由の1つとして、
その教授が休学を薦めたかららしかった。
「1年、休学して主婦になりなさい」と言われたらしい。
それに対して
「わたしは実験しに来ているんだ。
プライベートのことにまで言及すると
アカハラ(academic harrassment)で訴えますよ!」
と言ったらしい。教授の口が黙ったとのことで、
誇らしげにそのことを伝えてくれたが、、、
赤ん坊がかわいそうでならないし、
その教授もかわいそうでならない。

彼女に言わせると、
T大の医科研はとんでもないところらしい。
真実はどこにあるのか、、、

で、なごんだ会話になってくると、
勝手に割り込んでくるのだが、
急に自分の関わった論文を配り始めた。
で、発生生物学について説明し始めたのは苦笑した。
場の空気を読めないっていうのはああいうことか。。。

ところで、彼女は有名な雑誌に書く事が全てで
しかもmain authorでなくてはならない。
アメリカのPh.Dの課程に入るには、まず1年目はコースワークで、
2年目からようやく「教授の指示」のもとで研究ができるわけだ。
そんな話は出てくるわけないのだが。。。

−−−
月曜日。

彼女がアメリカに来て、
教授とコンタクトをとる機会がないとのことで、
自分が取り持てればということでちょっくら動く気でいた。
「6月の1週目くらいから、自分でなんとかします。ご迷惑はかけません。」
という一点張りで、とりあえず
教授の名前やメールアドレスを提供したのだが、、、
彼女はメールアドレスを控えていなかった。
っていうか大学院のウェブサイトで探せばわかるのだが、
僕宛てに転送してくれというメールが来た。

以下は秘密。

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Bow

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