今の1年の修士のプログラムは
9月から5月末までみっちりの内容。
そしてそれから8月の半ばまで研究に没頭し、
修士の論文を仕上げるという過程を経る。

去年、秋の段階で、
発展途上国がらみの疫学研究がしたいと申し出たのでて、
早い方が良いということで、
冬休みにバングラデシュに行くという
すし詰め状態のスケジュールで旅をしたわけです。

で、今、修士の研究真っ最中!
と、言いたいところなのだが、
実は何も始まってないと言っても過言ではない。

バングラデシュでは、
採取された血液をサンプリングする工程を自分がまとめたのだが、
そのサンプルが今の研究室に、2月ごろ、送られて
春期の合間にそのさらなるプロセシングをして、
遺伝子レベルの具体的な研究を5月半ばからやるというのが
当初の予定だった。

その2月から早々と研究室に入る予定だったので、
春の講義を少なめにしてまで待っていたのだが、
けっきょく全然始まらない状態のまま。

裏方のマネジメントにどんな問題があったのか、
全て知る由もないのだが、約束が全然、守られてないのは事実。
文句を言うのは簡単なのだが、
アドバイザーや種々のお世話になっている人も、
なんだか申しわけなさそうな物言いの昨今。。。

早く、研究室に入りたいということを、
2月からしつこく言ってきて、
「あと2週間で、、、」
という返答を何度ももらったのだが、、、

−−−
という感覚だったのが、先月までの話。今月に入って、
もう自分の進路も決まっており、9月には博士課程のために
別の街へ行かなくてはいけないことも伝えてある。

それはもちろん重要。。。でもでも、
自分もこだわってしっかり実験したいと言うことを伝えているのだが、
お世話になっているスタッフは、
「次の課程のことを考えた方がいいよ」というわけで、
研究をそんなに重要視する必要は無いという態度。

こっちは冬休みを返上してお金を払ってバングラデシュに行ったのだ。
早く自分のオリジナルを持ちたい!っていう思いで。
で、最低限の研究できる環境をセットすることを
何度も約束したにも関わらず、まだそれができない。
こっちが研究に執着心を見せると、
それを受け流すような発言をする。

ラボのセットというのは、
まだ到着していない機器などがあるからなのだが、
「いつ届くのかはっきりしてほしい」
ということを聞くと、苦笑しながら
「わからないんだよね」
という風に答える。わからないなら、
電話で問い合わせるなりなんなりしてほしいのだが、
そういう手配をとろうというアイデアも無い様子。

一応、研究の外枠は何とか、決める事ができた。
やっとこさ。

今度、会ったとき、進展がみられなかったら、
自分がメンテナンスやマネジメントにまで
もっと追求しなくてはいけない。

そのスタッフが全部、バングラデシュ人なのである。
Departmentのボスなどは、もちろん違うが、
バングラデシュのプロジェクトを担当しているスタッフには
バングラデシュ人が多い。
バングラデシュに行ってわかったことは、
彼らの生活のリズムはすごくスローだし、
今のスタッフを含め陽気に付き合ってくれるものの、
何か深さに欠ける部分がある。
自分が被っている研究の滞り(約束破棄)や誠実さの見えない態度は
バングラデシュ人の気質によるものなのか、
それともアメリカで研究を進める際に伴うことなのか、
あるいは疫学の研究を進める際に伴うことなのか、
全然わからない。

まぁ、バングラデシュにいった経験は、
研究成果に現れなくても、価値があったのは確かだし、
9月からの環境は何よりも素晴らしいものに違いないので、
今は、終わらせることを考えるべきなのか、、、
うーん、、、

コメント

Bow

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索