ある夜、食事に誘われた。
そのすご腕の女性のおうちに。
もう一方、正真正銘の逸材(♂)がいて、
ハワイの大学(マノア)で公衆衛生で博士をとり、
その分野のマネジメントをやっているらしいのだけど、
そんな人のおうちにお邪魔した後のことだった。
2人は、同じアパートメントの違う階に暮らしているのだけど、
2人の暮らしぶりはとんでもなく豪華だった。
白いマーブル模様の床、輝くシャンデリアやクリスタルの置物、
厚さ数センチの液晶テレビ。。。
凄いの一言であったけど、かなり複雑な思い。
もう、貧富の一方の端をおさえて離さん!というシンボルのよう。
部屋の造りやら、置物やら、説明してくれるのだけど、
なんか、どうなの?それ。。。
「貧富の差についてどう思いますか?」
と聞いてやりたかったが、
皮肉になってしまうのでちょっとね。。。無理だったよ。
まぁ、皮肉になるくらいすごかったんだってば。
もしかしたら、本人にとっては他人事で皮肉じゃなかったかも?

男性のドクターの方は、
3人家族で不自由なく幸せな家庭という感じだった。
ただそのドクター氏が多忙すぎて、
家を出ていることが多いんだろうな。
息子さんは僕と同じくらいの歳だった。
New YorkのCity Univ.のアドミッションを
もらっていたのだけど、蹴ったらしい。
父(そのドクターさん)いわく、この家の暮らしを選んだとのこと。
NYの狭くて高い部屋の暮らしよりは、、、ってね。言ってたよ。

 女性のすご腕の方は、、、
感付いていたけれど、独身だった。はっきり言うけど、
あれほど豪華な部屋をもっていながら独身というのは、
すごくすごく寂しいことだと思う。というのも彼女は、
アメリカに行くことも多いのだという。
そのときには3日でホームシックにかかってしまうと自分で言っていた。
またTVをなんとなく眺めている機会があったのだけど、
蛇やらトカゲやらが出てきた瞬間に、
あたふたとチャンネルを変えるというかわいい面もある。
(ちなみに、オフィスにはヤモリが出るのだが彼女は知っているのか?)
そんな女性が、こんな広々とした部屋で1人、、、?
「夜、寂しくないですか?」
と聞いてやりたかったが、
図星ついてしまう恐れがあってね。。。無理だったよ。
彼女はメイドさんを1人雇っていて、
そのメイドさんへの態度もけっこうでかい。僕にしてみればね。。。
また、彼女は、自分の写真をパネルにして飾っているのだ。
どう反応していいのかわからなかった。
というのもただ、、、言葉を失っただけだが。

なんだかなー。
この国どうなんだろう。
発展途上国と言えるのはわかる。
貧しい人がいるのが目立っている。
でもそれは先進国と比較してっていうのではなくて、
自分の国の中で比較しても、差がすごいよ。
なんか、社会の階層の上層部にいる人が変わらん限り、
貧しい人っていうのは、救われようがないのでは?
、、、。

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Bow

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