2003年1月3日 ●Boston●日常徒然
蚊。

バングラデシュに発つ2週間前ほど、
アドバイザーの勧めで、ワクチンの投与を受けようと、
Health Serviceに出向いたのだけど、
効果を発揮するのに、3週間必要らしく、
おそいとのことで、錠剤の処方を受けた。
マラリヤ、結核、下痢の予防のために。

実際に足を運んでみると、
蚊がやたら多いのがわかる。。。

住まいについて、案内を受けたとき、
寝室について最初に案じてもらったことが、
蚊をどう対策するかということ。
「スプレーにする?ネットにする?」
と聞かれた。後者はつまり蚊帳。
日本でも利用されているはず。耳にはしていたけど、
まさかバングラデシュでお世話になれるとは、、、
ということで、それを選ばせてもらった。
案の定(いや、それ以上)
寝苦しい夜、電気をつけてみると、
とんでもない量の蚊がたかっているのだ。
ネットの側面の1つは壁に面しているので、
ネット越しに、壁に向かってぶちぶち殺っていたのだが
全然、らちがあかない。それほど、すごい。

夜、いつも蚊帳に入っているはずはなく、
テレビ見たり、本をめくったりしていたのだけど、
その間に、数匹、確実に潰しているのだが、
数個所、確実に刺されているんだよね。
大丈夫なのかな。。。
現地の人に比べて、
特定の外敵に対する耐性が低いから、
不安といえば不安だけど、
豊富な栄養源で育った人間なので、
基本的な免疫力自体が強いから大丈夫なんじゃないかと、
かってに都合良く思っているのだけど、、、どうなのかな?

 中学生のころ、すごい馬鹿なんだけど、
耳に蚊が止まったのね。
それを手のひらで潰そうと思ったら、
パン!という音と同時に、
鼓膜に穴が空いてしまったのだ、、、
プールに入ったとき、耳に水が流れ込んで、激痛が。
数ヶ月、耳鼻科通いになってしまったという愚かな経験がある。
それ以来の夏、よばいをかける蚊に対しては厳しい。
羽音がすればただちに明かりをつけて応戦。
たたき潰しては安堵の寝息をついたものである。
 というわけで正月のくせにここでは、
寝る前、たいがい格闘することになる。
自分が蚊帳に入るとき、数匹、迷いこんでくるから、
そいつらを始末しなくてはいけない。

 そんな夜を繰り返して、
関心を抱かざるを得ないわけで
現地の人に聞いてみたところ、
「この辺の蚊は、だいたいgentleな蚊で
そんな感染症は気にしなくて大丈夫だよ」
って言ってた。
考えて見れば、人間だって、
誰もがAIDSウィルスの宿主だっていうわけじゃない。
それと同じように、蚊にしてみたって、
どいつもこいつもウィルス持っているんじゃないんだね。

ところが、
「そういえば、先月、デング熱が蚊で媒介されたらしいな」
と付け加えられたのである。
蚊にとって、今の流行りはデング熱ウィルス。
よく知らないが、、、対策とってないんですけど?

まぁ、ウィルス持っていようがどうだろうが、
蚊には極力、刺されたくないので気を使おう。
アメリカでウェストナイルウィルスが蚊で広まってたしね。
虫刺され予防業界、がんばっておくれ。
昔ながらの蚊帳業界も同時に奮いたっておくれ。
もう造られてないかな、、、?

ということなのだが、、、
今年の冬は特に寒いらしい。僕は涼しいなくらいだったのだけど、
現地の人は、もう寒くてたまんないよっていうくらい凍えていた。
一日が雲で覆われる日が続いたのだが、異常らしい。
僕にとっては、とてもとても嬉しかった。
なぜなら蚊が減るからね。本当にわかりやすく激減した。
神に感謝です。

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Bow

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