バングラデシュですれ違う人々は、男性というと、
ムスリム君はそれとわかる見なれた服装だったし、
それ以外はスラックスに長袖ボタンシャツ、寒ければベスト着用、、、
という別に文化のかけらもない衣服、
しかも地味でさえない色ばかりでつまらなかった。わるいけど。
だけど、女性はというと、もうバングラ!!!
鮮やかな色彩のドレスなのでした。Sareeっていうやつ。
インドの方がメジャーなのかな?
というわけで、
「こういう服、見たいんだけど。」
と告げました。
「これ、女性用だよ。」
「わかってるけど、いいよ。男性用もあるでしょ。」
(地味ながら、特徴ある布を羽織っている男性もいた)
という会話の末、大きなPlazaがあるとのことで、
そこに向かうことに。

そのときの乗り物がオートリキシャ。
飽きることなく、目的の場所に着きました。
入り口から店内までも、警備員のいるしっかりとしたお店で、
予想どおり、きれいな品々が並んでいました。
女性ものがさすがに多かったのだけど、
化粧箱や刺繍の施された工芸品も。
というわけで、それらを購入したのでした、、、ふふ。

女性用の衣服は、、、!
んー、、、雑誌のグラビア飾れるね。
本当に、マネキンに魅せられ見とれて数分間。
マネキン相手に写真とったし。
まわりの人は、
「何してんだ、こいつ」って感じだったでしょう。
おかまいなし。
きれいな女性に対して、
まさか「写真とりたいんですけど」とは言えないし。
心理的に、、、そして言語的に。
マネキンショットで我慢我慢。

僕が卒業した某大学には、学性主体のNGOがあって、
主にインドの子供を対象に援助している。
別に僕がそのNGOに参加していたわけではないのだけど、
主にそのOB/OGで構成される社会人会がさらにあって、
それには名前を連ねさせていただいている。
とにかく、そのNGOには愛着があって、
団体の主催するバザーやらで、
インドの工芸品を売っているのだけど、
それに似た仕様のものが売られていた。
刺繍された布に鏡が縫いこまれているのものなのだけど、
思わずそれを買ってしまった。
「カッチ!!なんであるの、、、!?」
ってな具合で。
ワルリの3文字も貴重なキーワードなのだけど、
残念でしたがありませんでしたよ。

というわけで、
まさしく衝動買いだったけど、まぁいいや。
でも、安かったと思う。
クッションカバーがそのカッチ刺繍の品で、
20インチ×20インチで、¥500とかそんくらい。

きっと、友達は、僕の店内をまわる目に、
びっくりしたことでしょう。そしてひいたことでしょう。
いっしょにいたくないと。。。ごめんね。

それから僕らは意気揚揚とタクシーで帰ったのでした。

その帰路で目に付いたのは、とある豪邸。
友達いわく、バングラデシュの議事堂らしい。
夜の闇の中でも、ライトアップされ輝いていたのだ。
「すごいきれいだね!」
って言ったのだけど、
「これ、裏側だよ」
って言われてしまった。
どうやら、表玄関側はすごい豪華らしい。
次のターゲットはここに決まり。

乗り物といい、ショッピングといい、
バングラデシュの文化の1部を味わった大晦日。
帰宅は21時ころ。タクシーの窓ごしに、
友達に別れを告げた。

事前に打ち合わせていたのだけど、
メイドさんはすでに帰っており、冷めた食事を暖める。
日本との時差はちょうど、3時間だから、
日本では除夜の鐘が響いていたんだろうな。
冷たいシャワーを浴びて、
ベッドにもぐるとやたらと静かに感じる。
本当に1人で新年を迎えてしまった。

でも新年っていっても、別に自然の摂理じゃなくて、
かってに人様が決めた暦の上の区切り。
深い意味が根付いているだけにすぎないんだよな。。。
ほらほら、飛んでる蚊はいつも通り。

はぁ〜、、、

さよなら、そしてありがとう、2002年。
よろしく、そしてお手柔らかに、2003年。

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Bow

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