医療栄養学(造語)という分野は、
立派な学問として捉えられているのかな。
高血圧症、骨粗鬆症、糖尿病など、現代社会で懸念されがちの病気が、
食の乱れに起因しているのが、疫学専攻なだけによくわかる。

有名な話だけど、日本人は糖尿病、肥満の発症率が、
他の国に比べて圧倒的に低い。
これは、日本の食生活に由来していて、
魚介類、大豆食品の豊富さがその最たるもの。
簡単に言うと、普段嫌われがちの脂質は、
この2種からの摂取では、逆に健康に良い。
「健康に害を与えない」
ではなくて、
「健康に良い」
のです。
遺伝子レベルで証明されていて、盛んな研究が行われている。

何が言いたいかって、もう簡単に推測できるけれど、
日本の食文化は、欧米のそれに侵されるべきではないんだよ。
動物性油脂(飽和脂肪酸)はできるだけ避けて、
和に富んだ食事をするべきなんだ。

って、アメリカに来て、ひしひしと感じる。

実際に、魚介類に由来する不飽和脂肪酸(omega-3脂肪酸)の学術論文は、
日本の研究機関からの投稿が多く、
文化に根ざした研究のように感じられ、
誇らしく、嬉しく思うのです。

僕はパスタが好きなのだけれども、
パスタはパン(単炭水化物)とは違って
複合炭水化物で、これも体に良い。
日本食は手に入りにくく、高価なので、
豆を豊富に使ったイタリア料理が主食です。

ちなみに、エスキモーは獣類(オットセイ)とかを食す。
オットセイは魚介類を主食として生きているので、
間接的に、彼らは脂質を魚介類からとっているので、
いわゆる成人病に分類される病気の発症率がかなり少ない。
そして、豊富な脂質の促進する発熱機構で
その氷点下の気候でも、生活していけるといわれています。

この学問は、最新の学術論文で、
自分の食生活から健康を見直せるから、
すごくやりがいがある。

では。

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Bow

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