ブログの書き込みなど

　　
最近、とあるDiarynoteのページのコメント欄で、
思いあがりも甚だしい、勝手な思い込みを押し付けるような、
そんな書き込みを見つけた。
　
　
ある過酷な経験を記した日記に対して
「いくら事実とは言え、読む側がどう感じるのか配慮も必要」
「私は病や身近な人達の不幸をもバネにして、前向きに活動しているつもりです。
そして、不幸の負の連鎖は、自ら断ち切る決意を持っています。
周囲の人や環境に当たっていても解決することではないと思っているからです。」・・・

等々と、そうした体験を日記に記載した事自体の否定に止まらず、
相手の心情までほんとに勝手に推し量って
「君は僕の様に頑張って生きてないから相容れない」
「甘えや偽善の思い遣りから来る、優しさなんぞは、微塵も求めていません。
むしろ、厳しさから自然と湧き出てくる温かさを共有できる人達との関係を大切にしたいと」

と言ってるのだ・・・何様のつもりなんだと。　
　　
何か、自分も特別な体験をしたからといって、
未開の領域を知ったとでも思っているのか・・？
この人物は自分を＜感性＞の人だといっているが、
感性にも色々あるものだと思った、＜ガチガチの感性＞とかね。

特定の分野で評価を受けて、その領域に於いてこだわりを
持っている職人のようなのは良いとは思うのだけど、
その範囲を逸して、
「この人はこう考えているに違いない」
「自分がこうしているように、この人はこうあるべきだ」
など、独りよがりの思い込みを押しつけるのは阿呆だ。

　　
ニュースにもなった、青学の准教授の件。
赤ちゃんは0.5人・・。

傲慢。
物事に対して、自分の考え方を押し付けたりする。
ブログの投稿などは、本当に一方通行だし、
何かコメントがあろうと、無視したって構わない。
ネットですっぱ抜かれなければ、青学の准教授はほったらかしで、
まぁ、ブログの内容を読んだ学生に
陰口を叩かれている程度だったことでしょう。
ある程度の批判なんて拒絶したって構わない。
何か意見されたとしても、自分の意見に反していたり、
沿っていなければ、無視したって構わない。

大学の教員など、ある程度、立場が確立すると図に乗るんだろう。
また、大学の教員のみならず、何かしら稀な体験をしたからといって
講演したりと、文を起こしたり・・そうすることで、
一部の人、特に何もしらない一般人から高い評価を受けると、
図々しく、一部の人にのみしか受け入れられない範囲で
またも偉そうなことを発言したりするんだろう。
自分の思いこんだ事柄が、真理であって、
受け入れられるべきものとかんがえてしまうような。

多くの批判には耳を貸さない、あるいは気付かない、
一部の人にのみ評価されて、何事か啓蒙したり、
調子に乗っている人っているでしょう？

ブログに書いたり、読んでコメントしたりする人についても、
図々しく書き込んだり、自分の意見を押し付けたり・・

そうした状況だからこそ、礼節を重んじたいところですが。。
（自分も反省すべきところはあるのですが。）
　　
　
科学者にもそういった類の人が多いように思う。
統計と疫学と栄養など、いろいろな分野に応用されがちな
科学に通じていると、思い込みや図々しい研究というのが多くある。　　
そういった研究をしている科学者が、一部の人のみに評価を受けて、
他の人からは寒い目で批判されていたりする。　　
ある程度は仕方の無いところもあるかと思うが、
そう、妥当に批判されている可能性、事実は知っておきたいところだ。
また、
「批判もあるかと思いますが」
とか、全く理解せずに、あるいは理解しようとせずに、
「分からず屋には、通じないかと思いますが・・」
「批判はご自由になさっても良いのですが、私には関係の無いことです。」
と言っているようにも採れる考えを、公開するのも避けたいところだ。
　　
　　
青学の准教授は、これから教員としてやっていけるのか？
研究の業績は知らないのだけど、
研究だけに集中できるような環境に行った方が、
その准教授自身にも、社会にとっても、良いかと思います。

このニュースがあった直後、准教授のブログは閲覧が可能だったのだけど、
今は、認証式になってしまっている。懸命なところでしょう。
内部批判もあるのだろうね。ゼミの学生さんたちは気の毒だな。
　
4月25日22時33分配信 産経新聞 （Yahoo! Japanより）

　青山学院大学（伊藤定良学長、東京都渋谷区）は25日、同大学の教員が個人HP（ホームページ）に記した記述が不適切だったとして、学長名義での謝罪文を大学HPに掲載した。

　問題となった記述は、国際政治経済学部の瀬尾佳美准教授（環境経済学）の個人HP内のもの。この中で「私は死刑廃止論者ではない」としつつも「少年に対する死刑には原則反対」と主張、山口県光市の母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われた元会社員の被告（27）＝犯行当時（18）＝に死刑を科すのは重すぎるとして、「最低でも永山基準くらいをラインにしてほしいものだ。永山事件の死者は4人。対してこの事件は1．5人だ」「まったくの個人的意見だが赤ん坊はちょっとしたことですぐ死んでしまうので『傷害致死』の可能性は捨てきれないと思っている」などと持論を展開した。

　さらに、被告弁護団に対する懲戒処分請求を呼びかけた現・大阪府知事の橋下徹弁護士について「大阪府知事なんかエロノックだって務まったくらいですから誰でもかまいません。ま、人間の廃物利用ってところでちょうどいいじゃないですか」と述べたり、差し戻した最高裁の判事の妻について「おそらく専業主婦で、TVばっかり見ていたため洗脳され、夫の仕事にも影響したのだろう」などと書き、ネット上で批判の声が上がっていた。

　この騒動を受け、伊藤学長は「当該教員の記述は適切でなく、また関係者のみなさまに多大なご迷惑をおかけしたことはまことに遺憾であり、ここに深くお詫び申し上げます」と謝罪、「今後このようなことが繰り返されることのないよう努めてまいります」とする声明を大学HPに掲載した。

　
以前、他人から陪審員制度に関する番組を録画したDVDを戴いた。
その番組で行ったのは、一般人に仮に陪審員になってもらい、
光市事件の裁判を模擬裁判とし、実際に犯人を裁いてもらうというものだった。
大手の製作会社だからか、立派な模擬裁判で、俳優さんが裁判を演出したもの。
模擬とはいえ、陪審員となった一般人は、光市事件をどう裁くか・・。
その番組は、どう裁いたか、答えを出さずに終わった。
非常に考えさせられるものだった。

これを読んでいる皆さん、
もしも、光市の事件を裁く裁判が、陪審員制度で、
あなたが陪審員だったらどうしますか？

ところで、
http://diarynote.jp/d/25340 から、
http://diarynote.jp/d/85527 に引っ越しました。。
リンク、一度切れてしまったので、再度貼っていただけると嬉しいです。
宜しくお願い致します。。