トランス脂肪酸 ? − 身体への影響
2007年11月1日 ●Boston●科学雑記
トランス脂肪酸
http://diarynote.jp/d/85527/20060105.html
http://diarynote.jp/d/85527/20060320.html
http://diarynote.jp/d/85527/20061206.html ?
http://diarynote.jp/d/85527/20070702.html ?
http://diarynote.jp/d/85527/20070708.html
Site内検索で呼び出してみました。
いろいろ書いているな。
NY Cityの政策は有名・・
そのドキュメントはこちら。
http://www.nyc.gov/html/doh/html/cardio/cardio-transfat.shtml
有名な医学雑誌にも政策についてはReviewされています。
http://content.nejm.org/cgi/content/full/356/20/2017
トランス脂肪酸を除いたところで、味は変わらないそう。
トランス脂肪酸のヒトを対象にした研究は、50年代からあるものの、
公衆衛生として注目されてきたのは、90年代からのように思う。
(50年代にマーガリンの研究が日本で行われています。)
小さな研究から大規模な疫学まで
医学論文には大小たくさんの研究があります。
New England Journal of Medicineに総説が2006年に出まして、
アメリカにおいて、トランス脂肪酸の摂取半分を、
健康的なものとして言われている不飽和脂肪酸に置き換えたら、
もっとも確からしい数字で12%ほどの循環器系疾患が予防できるそうです。
もしもトランス脂肪酸をほとんど不飽和脂肪酸に変えたら、20%強の疾患を予防できます。
不飽和脂肪酸でなく、エネルギーの摂取の程度を考えて
穀物に置き換えてもほぼ等しい変化が期待できます。
循環器系疾患に限って、そうした総説が出ています。
循環器系疾患はどの国でも死因のトップクラスなので
この数字はとても意義のあることです。
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/15/1601
先日、ビタミンDの話のときに書いたけれど、
この医療が発達した世の中では、患者が増えすぎる傾向にあるので、
予防はとっても重要なために、こうした数字はとても重要・・・
アメリカでは30,000,000人以上の人が循環器系の疾患を患っています。
(医療の発展とベビーブーム世代の高齢化)
身体に良い脂肪に取り替えたら、20%が減少するという数字は
ほんとか・・・?と思うものの、無視はできません。
またファーストフード業界は、どんなテクノロジーよりも早く
中堅の発展途上国に上陸しているために、
そういった国でも、摂取について問題視されています。
野菜や果物の普及よりも先に、悪しき食べ物が・・・という構図。
http://intl.emboj.org/ejcn/journal/v61/n8/full/1602608a.html
こちらはイランの研究・・
(その他イスラム国家でもアメリカの産業が受け入れられている。
食欲は宗教を越えるのだ。)
総説とはいかなくとも、
かなり質の高い研究で、脳卒中や不妊の研究もあるために、
できる限りゼロにするということは公衆衛生上重要でしょう。
また他の栄養素と違って、
極限にまでゼロにしても構わない成分なのでやはり努力すべきです。
日本ではどうでしょうか。
自分の知る限り、大規模な研究はなく、
推測で議論されている段階なので、結論は出せないというところでしょう。
しかし、糖尿病や脳卒中といった循環器系疾患(脳卒中はそのもの)とも相関の強い疾患が
日本を代表する類になるので、要注意と思っています。
日本のデータに関する考察は、別途書こうかなと。。
http://diarynote.jp/d/85527/20060105.html
http://diarynote.jp/d/85527/20060320.html
http://diarynote.jp/d/85527/20061206.html ?
http://diarynote.jp/d/85527/20070702.html ?
http://diarynote.jp/d/85527/20070708.html
Site内検索で呼び出してみました。
いろいろ書いているな。
NY Cityの政策は有名・・
そのドキュメントはこちら。
http://www.nyc.gov/html/doh/html/cardio/cardio-transfat.shtml
有名な医学雑誌にも政策についてはReviewされています。
http://content.nejm.org/cgi/content/full/356/20/2017
トランス脂肪酸を除いたところで、味は変わらないそう。
トランス脂肪酸のヒトを対象にした研究は、50年代からあるものの、
公衆衛生として注目されてきたのは、90年代からのように思う。
(50年代にマーガリンの研究が日本で行われています。)
小さな研究から大規模な疫学まで
医学論文には大小たくさんの研究があります。
New England Journal of Medicineに総説が2006年に出まして、
アメリカにおいて、トランス脂肪酸の摂取半分を、
健康的なものとして言われている不飽和脂肪酸に置き換えたら、
もっとも確からしい数字で12%ほどの循環器系疾患が予防できるそうです。
もしもトランス脂肪酸をほとんど不飽和脂肪酸に変えたら、20%強の疾患を予防できます。
不飽和脂肪酸でなく、エネルギーの摂取の程度を考えて
穀物に置き換えてもほぼ等しい変化が期待できます。
循環器系疾患に限って、そうした総説が出ています。
循環器系疾患はどの国でも死因のトップクラスなので
この数字はとても意義のあることです。
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/15/1601
先日、ビタミンDの話のときに書いたけれど、
この医療が発達した世の中では、患者が増えすぎる傾向にあるので、
予防はとっても重要なために、こうした数字はとても重要・・・
アメリカでは30,000,000人以上の人が循環器系の疾患を患っています。
(医療の発展とベビーブーム世代の高齢化)
身体に良い脂肪に取り替えたら、20%が減少するという数字は
ほんとか・・・?と思うものの、無視はできません。
またファーストフード業界は、どんなテクノロジーよりも早く
中堅の発展途上国に上陸しているために、
そういった国でも、摂取について問題視されています。
野菜や果物の普及よりも先に、悪しき食べ物が・・・という構図。
http://intl.emboj.org/ejcn/journal/v61/n8/full/1602608a.html
こちらはイランの研究・・
(その他イスラム国家でもアメリカの産業が受け入れられている。
食欲は宗教を越えるのだ。)
総説とはいかなくとも、
かなり質の高い研究で、脳卒中や不妊の研究もあるために、
できる限りゼロにするということは公衆衛生上重要でしょう。
また他の栄養素と違って、
極限にまでゼロにしても構わない成分なのでやはり努力すべきです。
日本ではどうでしょうか。
自分の知る限り、大規模な研究はなく、
推測で議論されている段階なので、結論は出せないというところでしょう。
しかし、糖尿病や脳卒中といった循環器系疾患(脳卒中はそのもの)とも相関の強い疾患が
日本を代表する類になるので、要注意と思っています。
日本のデータに関する考察は、別途書こうかなと。。
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