トランス脂肪酸 ? − マーガリン協会
2007年7月2日 ●Boston●科学雑記
最近、ネットのニュースで、
NYのトランス脂肪酸の政策が紹介されている。
http://cityroom.blogs.nytimes.com/2007/06/29/trans-fats-waning-but-can-city-claim-credit/
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&;;;;k=2007070200233
こうしたニュースは初めてではなく、NY市は、段階的な政策を図っている。
・勧告
・実施
・罰則無しの監査
・罰則ありの監査
というような形で。今はどの段階だっけな。。。
この話は、自分の領域のPublicへの貢献の最近の良い例だと思うところがあり、拍手を送りたいと同時に、自分も波に乗らなければと思うところである。現在、頭に1つの案があるが。。。
脂肪酸というと、お肉や植物から摂取できるように普段の食生活では欠かせないもの。極端な話、足りなければ、肌の細胞は生成されないし、脳細胞はぶちぶちに切れるでしょう。
だた、的にされているトランス脂肪酸の、1つの特徴というのは、これは産業産物とも言えること。簡単な話、自然に存在する液状の強い脂肪酸(植物油)に、水素をぶち込んで固体(マーガリン)にする際にできるものである。だから、業界からの排除というのが世間へのContributionになるということ。
だが、「的にされていない」トランス脂肪酸も世の中には存在する。それが牛乳などの乳製品に含まれているものである。科学的に害になるとは立証されていないといってよい。
http://www.nytimes.com/2007/03/07/dining/07tran.html
このトランス脂肪案の論争の中で、脂肪摂取に貢献する乳製品の業界は、じっくり時間をかけて情報を公開してほしいと思うところです。
ところで、日本のマーガリンの協会はやはりSensitiveになっているよう。下記に興味深い文章がある。。。
http://www.j-margarine.com/newslist/index.html
新谷弘実(シンヤヒロミ)著「病気にならない生き方」という本が、トランス脂肪酸の見解を示しており、マーガリン協会がそれに関するコメントを記しているのだけど、協会の文面を見る限り、協会の言っている方が正しいと、自分は考えます。
ヘキサンという安定な分子から水素が添加されるとか言って、、、。そんなこと言っている本が公には出回っているのか。。。本の著者は有機化学を勉強せずに、有機化学を論じているよう。
マーガリン協会の話の展開というと、
「アメリカや欧米の国のデータではこういっている。
日本の摂取量を考えて、心配することではない。」
というところだが、トランス脂肪酸の日常の摂取の定量というのは難しく、それほど信頼できるわけではないので、欧米のデータを引用して、日本国民に安全を主張するのは少し無理がある。
だいたい、日本人の摂取量が正しく計測されているのか・・・?疑問である。。。それが明記されている論文は和文なわけで、手にできないが・・・
おそらく、日本人の平均のトランス脂肪酸の摂取量は少ないだろう。しかし、エネルギー比(eg 2000 Kcal分の何%がトランス脂肪酸からか?という量)を見るにしても炭水化物の量を考えなくてはいけないし、欧米との絶対摂取量をみるにしても、簡単な話、体格の違いを考慮しなくてはいけないし・・・。そうした議論の幅を考えると、マーガリン協会も誰も、結論を出す段階ではないと感じる。
自分は厚生労働省や国の機関の出す、栄養学のデータをおっているものの、脂肪の摂取に関する疫学データはあまり目にすることがないのが現状。脂肪酸の摂取量を正しく測定できないところが原因になっているのでは・・・。欧米との違い。
最後に、
一食品あたり0.5 gram以下に抑えなくてはいけないといわれているが、0.5以下であれば安全かというとそうではなく、0.5以下であると、機械で検出するのが難しいのである。これは、アメリカの化学の雑誌に明記されている。こうしたところでも、科学の難しさがあり、健康への影響というのが量りにくいことがわかるかと。
NYのトランス脂肪酸の政策が紹介されている。
http://cityroom.blogs.nytimes.com/2007/06/29/trans-fats-waning-but-can-city-claim-credit/
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&;;;;k=2007070200233
こうしたニュースは初めてではなく、NY市は、段階的な政策を図っている。
・勧告
・実施
・罰則無しの監査
・罰則ありの監査
というような形で。今はどの段階だっけな。。。
この話は、自分の領域のPublicへの貢献の最近の良い例だと思うところがあり、拍手を送りたいと同時に、自分も波に乗らなければと思うところである。現在、頭に1つの案があるが。。。
脂肪酸というと、お肉や植物から摂取できるように普段の食生活では欠かせないもの。極端な話、足りなければ、肌の細胞は生成されないし、脳細胞はぶちぶちに切れるでしょう。
だた、的にされているトランス脂肪酸の、1つの特徴というのは、これは産業産物とも言えること。簡単な話、自然に存在する液状の強い脂肪酸(植物油)に、水素をぶち込んで固体(マーガリン)にする際にできるものである。だから、業界からの排除というのが世間へのContributionになるということ。
だが、「的にされていない」トランス脂肪酸も世の中には存在する。それが牛乳などの乳製品に含まれているものである。科学的に害になるとは立証されていないといってよい。
http://www.nytimes.com/2007/03/07/dining/07tran.html
このトランス脂肪案の論争の中で、脂肪摂取に貢献する乳製品の業界は、じっくり時間をかけて情報を公開してほしいと思うところです。
ところで、日本のマーガリンの協会はやはりSensitiveになっているよう。下記に興味深い文章がある。。。
http://www.j-margarine.com/newslist/index.html
新谷弘実(シンヤヒロミ)著「病気にならない生き方」という本が、トランス脂肪酸の見解を示しており、マーガリン協会がそれに関するコメントを記しているのだけど、協会の文面を見る限り、協会の言っている方が正しいと、自分は考えます。
ヘキサンという安定な分子から水素が添加されるとか言って、、、。そんなこと言っている本が公には出回っているのか。。。本の著者は有機化学を勉強せずに、有機化学を論じているよう。
マーガリン協会の話の展開というと、
「アメリカや欧米の国のデータではこういっている。
日本の摂取量を考えて、心配することではない。」
というところだが、トランス脂肪酸の日常の摂取の定量というのは難しく、それほど信頼できるわけではないので、欧米のデータを引用して、日本国民に安全を主張するのは少し無理がある。
だいたい、日本人の摂取量が正しく計測されているのか・・・?疑問である。。。それが明記されている論文は和文なわけで、手にできないが・・・
おそらく、日本人の平均のトランス脂肪酸の摂取量は少ないだろう。しかし、エネルギー比(eg 2000 Kcal分の何%がトランス脂肪酸からか?という量)を見るにしても炭水化物の量を考えなくてはいけないし、欧米との絶対摂取量をみるにしても、簡単な話、体格の違いを考慮しなくてはいけないし・・・。そうした議論の幅を考えると、マーガリン協会も誰も、結論を出す段階ではないと感じる。
自分は厚生労働省や国の機関の出す、栄養学のデータをおっているものの、脂肪の摂取に関する疫学データはあまり目にすることがないのが現状。脂肪酸の摂取量を正しく測定できないところが原因になっているのでは・・・。欧米との違い。
最後に、
一食品あたり0.5 gram以下に抑えなくてはいけないといわれているが、0.5以下であれば安全かというとそうではなく、0.5以下であると、機械で検出するのが難しいのである。これは、アメリカの化学の雑誌に明記されている。こうしたところでも、科学の難しさがあり、健康への影響というのが量りにくいことがわかるかと。
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