http://www.yomiuri.co.jp/
science/news/20080328-OYT1T00711.htm
（繋げてください、、ご興味があれば）
どっかで読んだ記事では、
「コレステロールが低いと、死亡率が高くなることが・・」
と書いてあったが、因果関係が証明されたわけではなく、
相関関係が示されただけなので、
「コレステロールが低い人ほど、死亡率が高くなっていたことが・・」
というように書く方が望ましいと思います。
「高くなる」というのは語弊があるかと。
原著論文がどこにあるのか、
Onlineのニュースには記載されておらず、
情報の公開の仕方に疑問を抱いてしまう。
「誰が公表したか」という点がなんだか有力なポイントのよう。
原著を探さねば・・。
実際には、2003年くらいに似たような内容の論文が
欧米の研究を集めて発表されています。
コレステロールをいかに下げるか！？
というのが、ここ数十年の医学界の1つの戦いだったので、
医師、製薬会社などなどが多くの研究を行ってきました。
そんな中で、コレステロールを下げる薬を使っていると、
ある特定の死因による死亡率が上がっているという観測が
多数、報告されているのです。
また脳卒中を生活習慣病の筆頭にしてきた日本でも、
以前から、その疾患の罹患率と低脂質の相関が示唆されてきていました。
メディアに拾われた富山大学の研究は、
それをまとめたもの・・という感じで、ちょっと羨ましいな。
その17万人のデータが手に入ったというところで勝負がつくような。。
もちろん、着眼点に価値はあるのですけれど。
日本人は、塩分の摂取が多いために、血圧が高めの人種と考えられています。
血圧降下のための薬剤の売り上げは世界で2位とか、、
トップクラスだった気が。
脂質が低くて血管壁が丈夫でなく、
血圧が高いとなると、血管、特に毛細血管はどうなるか？
単純に言うと破けてしまいます。
そんな話が、日本の脳卒中の高い原因だとか考えらています。
（考えられている・・というか、勝手に考えています。）
またサルの研究でも、人の研究でも、
コレステロールの値が低いと、暴力的になるとか自殺率が上がるとか、
とにかく未知ながらも、よろしくないことが示唆されていたり。
今後も研究が必要ですね。
疫学的にでも、疑問が残るところがある。
17万人のデータというのは、保健所のデータじゃないか・・・？
（過去のデータをかき集めたもので、
自分の知っている研究のデータも含まれていると思われる。
こういうところ、原著論文が読みたくなるところなのです。）
保健所のデータというのは、
ある程度の病気を持っていたり、
何かしら、身体によろしくない傾向のある人たち由来という可能性がある。
したがって、この17万人のデータ・・・人数が多いからといって、
日ごろ、健康的に暮らす一般の人たちに、その知見が展開できるとも限らないのです。
そういった疫学的に普通の見解も、メディアのニュースでは、
まるで無視されているところが、むむって疑問に思えるところ。
そして、おすぎとかピー子とかが、適当なコメントつけちゃうのかしら？
コメント
どっちにしても「食生活」に目を向けないと
ダメだよね。
なんでも過ぎちゃいけない。
程ほどに・・・だね☆
ご飯がんばるぞ！
でも、コレステロールを過剰摂取しても大丈夫 になってしまったら元もこうもありませんが・・
アテロームの正体もわかってきているみたいですね。
リノール酸が過酸化脂質に変化するという事をつい最近知ったのですが結構衝撃的でした。
これを摂取していれば安心、という食材はやはりないように思います。
薬膳では、食品一つ一つには偏った性質があり長期間同じ性質の食材を摂取するのは毒だ、と考えるので
たくさんの食材を少量ずつ摂取する事で良きも悪きも中和させる事が体のバランスを整える第一条件と考えます。
コレステロール＝悪者 の反動で
高コレステロールの摂取がいい、とならなければいいのですが。
・・とっても素敵な配色ですね？
そちらは未だとても寒いようですね・・暖かくして
いらっしゃいますか？
こういった情報・・・素人解釈が何よりも怖いですね。
どの分野においても、本質的な意味での統計の危うさ、
そして解釈の多面性・・という事は研究者として肝に
銘じていたいものです^^
コメントありがとうございます。再度のリンクも・・。
食生活は、生活習慣病もそうですけれども、
お子さん方の健康と成長にも重要なので、
やっぱり栄養と会話の豊富な食卓を囲んでください！
カンロさん、
＞ でも、コレステロールを過剰摂取しても大丈夫
＞ になってしまったら元もこうもありませんが・・
仰るとおりですね。血中コレステロールの濃度の高低は、
食事に含まれるコレステロールの摂取との高低とは、あまり関係ないんですよ。
むしろ、単純炭水化物や脂肪酸の摂取との関係が強いです。
＞アテロームの正体もわかってきているみたいですね。
えぇ！古くは日露戦争の時代からウサギで研究されているんですよ。
人のデータは第二次大戦以降蓄積してきたという印象です。
＞リノール酸が過酸化脂質に変化するという事をつい最近知ったのですが結構衝撃的でした。
仰るとおり、リノール酸に限らず脂質は酸化することがありますね。
また、ある種のビタミンやβカロテンも酸化し得ます。
タバコや汚染物質などは、体内でも栄養素を酸化させるものと考えられています。
そう考えるとやっぱり生活全般が重要と考えられますね。
薬膳のことありがとうございます！
陰と陽、＋と−というような分類があったように記憶しているのですが
そういう点ではバランスなどの考えは解り易いですね。
相互リンクとコメント、ありがとうございます！
配色、フィオナяさんのページも参考にさせていただきました。
お気に召して頂けたようで嬉しいです。
以前のものより目に優しいような、、お気に入りです。
こちらは終日冷え込んでおり、
まだまだ春は遠い感じがしています。
温かくして過ごしておりますよ。
フィオナяさんもお風邪にはお気をつけて。。。
＞ こういった情報・・・素人解釈が何よりも怖いですね。
仰るとおりです・・。
このコレステロールの話に限らずに同様に感じますね。
もちろん、何が正解という事がないこともありますが。
解釈の問題を書く側に強く感じます。
専門家も積極的にレビューに参加してほしいですね。
では、フィオナяさん、
またいらしてくださいね・・。
日記、お辞めになったのかしらと思っていました。
（私が気付くのが遅かっただけかもしれません・・・）
お引越しということでよかったです☆
こちらこそよろしくお願いいたします＾＾
私頭悪いですね・・・とほほん（涙）
いえ、こちらこそ改めましてよろしくお願い致します。
◇シマリスさん、
どうもありがとうございます。
謎を生んでしまいごめんなさい。。
以前と変わらず、読んでいいただけたら幸いです。